2023/10/18

Apache TomEE で JSFサンプルを動かしてみる

[実行環境]

Jakarta EE : TomEE Plume 9.1.1
      [ダウンロード: https://tomee.apache.org/download.html ]

Eclipse     :  Eclipse IDE for Enterprise Java and Web Developers
                  [2023-09 パッケージ版]
                  [ ダウンロード: https://www.eclipse.org/downloads/packages/ ]

[手順]

1. TomEEをEclipseのServerに追加する

Window > Preferences > Server > Runtime Environments

Add [追加] ボタンをクリック


Apache Tomcat v10.0 を選択する ※TomEE 9.1.1 に対応している
次の画面の Tomcat Server の installation directory には TomEE Plume 9.1.1 のルートフォルダを指定する
JRE は任意だが今回は Adoptium の JDK 17.0.8 を使用した

2. Eclipse Project を作成する

新規の Dynamic Web Project を作成する
Target run time には TomEE で追加した Server を指定する
ここで Configuration で Java Server Faces をオプション指定できるが、TomEE にJSFが含まれるので不要である

3. JSF サンプルを Eclipse Project に組み込む

TomEE の公式ページから バージョン 9.0 用の JSFサンプルページを開き、作成した Eclipse Project に組み込む


 

[ GitHubに配置したリポジトリ : https://github.com/akira8h/TomEE-JSF ]

画面中程の Source 以下を組み込む
組み込むファイルは以下である

Calculator.java
CalculatorBean.java
CalculatorImpl.java
web.xml
calculator.xhtml ※ファイル名は全て小文字で作成する
result.xhtml      ※ファイル名は全て小文字で作成する
faces-config.xml

ソースコードはファイルで提供されていないため、サンプルページからコピーしてそのまま貼り付ける

[注意]サンプルページでは、Calculator.xhtml などと大文字で記述されているが、ファイル名は全て小文字で作成する
ソースコード中では該当ファイルが全て小文字で記載されていて、プログラムの内部処理では大文字・小文字を別物として扱われるため、食い違っていると実行時にエラーとなる

全ファイル作成後のプロジェクト構成は以下である




[実行]

1. Eclipse から TomEE サーバーを起動する

2. ブラウザからサンプルのプロジェクトアプリケーションへアクセスする

http://localhost:8080/TomEE-JSF/calculator.jsf

TomEE-JSF の部分は作成した Eclipse プロジェクト名を指定する
calculater ファイルは 拡張子 jsf でアクセスすることに注意する


first number と second number に数字を入力して Add ボタンをクリックする


加算結果が表示される

[その他]

なお、他のサンプルとして以下があるが、上記サンプルの Managed Bean を CDI に設定したもので実行内容は同様である。上記サンプルを流用できる

calculator.jsf にアクセスしたときに画面内容が表示されずに空白になるときがあるが、calculator.xhtml を編集して保存すると表示されるようになる (何かのバグ?)


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