2020/02/15

freee で電子確定申告をする際の暗証番号(パスワード)の種類

会計ソフトの freee では freee から直接に確定申告の電子申告(オンライン申告)をできます。

ただし、いくつかハマりやすい点があるので、それを書きます。

メニューに確定申告が表示されているので、そこから対象年度の必要項目を入力していきます。いくつか分かりにくいポイントがありますが、ここでの説明は省きます。

質問形式に対する入力が終わったら、いよいよ電子申告します。

freee の専用アプリケーションを起動して電子申告しますが、
ここで、電子申告をするパソコンには、e-tax (公式のPCソフト)がインストールされている必要があります

去年の確定申告のときに、e-tax がインストールされていないパソコンで電子申告を実行していて失敗する原因が分からずに悩みました。
e-tax は昔ながらのソフトのようで、いろいろ関連ソフトをインストールしないといけないので煩わしく、メインのパソコンにインストールするのは嫌なんですよね。
私はノートパソコンを2台持っているので、e-tax はメイン機でなくサブ機のほうにインストールしています。
1台のPCにe-taxをインストールして全てそこで確定申告作業をする場合には問題にならないでしょう。

それから電子申告にはマイナンバーカードが必要になります。
署名用電子証明書の暗証番号の登録も必要なので、なかなかに面倒です。
マイナンバーカードの他に住基カードなども対応されているようです。

マイナンバーカードのパソコンでの読み取りに Felica 対応読み取り機が必要になります。
私が使っっている読み取り機のは以下のものです。



Felica 対応読み取り機では他にSuicaやPasmoなど読み取れますので、購入履歴が専用ソフトで確認できます。
私は以前の勤務先で経費精算の登録・証明用に必要で、自宅からも申請できるようにと購入していました。

さて、電子確定申告の freee の専用ソフトの画面ですが、以下になります。


申告ボタンをクリックするには暗証番号(パスワード)が必要になります。
この暗証番号は数字4桁のものでなく英数字(半角英数字8文字以上50文字以内)になりますので注意しましょう。

さらに言うと暗証番号が英数字なのは署名用のものもあって、この最初の暗証番号入力は署名用の暗証番号ではありません(2回目の暗証番号入力で署名用のものが要求されます)

連続5回間違えるとマイナンバーカードの使用がロックされてしまって、解除の申請が必要になるので、ここで誤って入力して申告を進められない場合には、落ち着いて何を入力したのかを思い出しましょう。

現在のところ 暗証番号入力にはコピー・貼り付けができるので、コピー・貼り付けを利用したほうがいいでしょう。英数字8桁以上を手入力で正確に入力することは難しいです。

申告ボタンをクリックして、この1つめの暗証番号が成功すると、次にもう1つの暗証番号の入力が要求されます
以下がその画面になります。


ここで入力するのが署名用の暗証番号になります。
最初の暗証番号とは別のものなので注意しましょう。
署名用の暗証番号も英数字で長いので、ここでもコピー・貼り付けを利用しましょう。

署名用の暗証番号の入力に成功すると、電子申告の処理が実行されます。
少し時間が掛かり、成功すると以下の画面が表示されます。


「アプリを終了する」をクリックして freee の確定申告画面に戻ります。

一応、freee の確認画面か、e-tax の公式WEB ページからログインしてメッセージボックスのメッセージのステータスが受付完了になっていることを確認しておきましょう。

しかしまあ、セキュリティ意識の高まってきたときにこのe-taxシステムが設計されて、セキュリティを高めること自体は良いのですが、暗証番号を何種類も作るなど、利用者側にとっては何とも厄介な作りになってしまいましたね。
要するに利用者本人が実行しているかどうかを確かめるのが肝心な訳ですから、現在では2段階認証などを採用するのが良いと思いますが、今後の改善を望みます。

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