少なくとも私の経験上はありません。
プライムが受注している先は俗にエンド(エンドユーザー、つまりお金を払ってくれる源流の会社)と呼ばれます。
フリーランスで普通、最短と呼ばれる経路では次のように
エンド -> プライム -> 紹介会社 -> フリーランス個人
エンドとフリーランスの間には2社入っているのが、よくあるパターンです。
このお金の流れる経路のことを俗に商流と呼んでいます。
フリーランス案件にはエンドと直接契約するものもありますが、数としては少ないです。
普通にエンドとフリーランスの間に2社入っていて、それぞれの会社が経路を通るごとに自社の紹介料/マージンとしてお金を抜いていく訳です。
当然フリーランス個人には最後の残ったお金が入ってくることになります。
エンドとしてはフリーランス個人と契約するほうが、間で抜かれるお金もなく安上がりになりますが、エンド自身が利益を上げる事業をしながら、適切なフリーランスを探して契約をすることは、そのためのコストも掛かかるので、常に外部から一定の人材を必要としていないと掛けるコストに見合わないものになります。
そこでプライムに必要な人材の発掘を任せることによって、自社の直接の採用の手間を減らしています。
もちろんプライムが抜くマージンがありますから、手間とマージンのトレードオフになります。
このような何層にもわたる商流は多重下請け構造と呼ばれます。
社会問題のひとつとも考えられていますが、いわば必要悪として現在でも脈々と存在しています。
フリーランスとして新規に仕事を探そうとすると、この多重下請けに当たることは避けられなかったりします。
直接の紹介会社が自社は多重下請けの末端ですとかアピールしませんしね。
私が受けた中で最大はエンドと私の間に4社ありました。
多重下請けはお金を沢山抜かれますし、情報の伝達に時間が掛かり、途中で情報が抜けたり誤った情報が流れてきます。
紹介会社から聞いていた仕事内容と違うなんてことはよくあります。
私は仕事内容が異なっているくらいでは動じなくなりました(笑)
これからフリーランスを始める人や、多重下請けに慣れて居ない人は、最初に紹介会社に確認しましょう。
特に希少で市場需要のあるスキルの場合には特定の商流に頼る必要がないので、さっさと別の案件を探したほうが賢明です。
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